家庭の行事

○ 朝夕のおつとめ
 朝夕のおつとめは、出来うる限り家族そろってしたいものです。

 朝はとくにお花をかえたり、お仏飯をあげたりします(夜はしません)。
 これをお給仕(きゅうじ)といいます。お子さまがおられる家庭では、
 年齢に応じて子どもにお給仕させてみるのもいいでしょう。

 おつとめは、まずお灯明をともし、お香をたきます。合掌・お念仏・
 礼拝して、まずお経の本をいただいて開き、勤行をはじめます。
 (おつとめをする時には、お念珠と門徒式章とお経の本を忘れずに。
 また、この3つは、各人の分をそろえましょう。)

 おわりにもお経の本を閉じていただきます。そして、合掌・お念仏・礼拝し、
 灯明を消して退席します。

 勤行は、正信偈(しょうしんげ)と和讃(わさん)6首ずつを繰り読みして、
 そのあと御文章(ごぶんしょう)を拝読、領解文(りょうげもん)を唱和
 するのが正式です。ただし、その時に応じて正信偈を、讃仏偈(さんぶつげ)
 や重誓偈(じゅうせいげ)、またはそれぞれの意訳にして、つとめてもかまい
 ません。御文章や領解文のかわりに生活信条をいただくこともあります。

○ 食事
 食事のはじめに合掌して、「食前のことば」を唱えます。食事がすんだ
 ら合掌して、「食後のことば」を唱えます。

  食前のことば
  (代表が) み仏とみなさまのおかげにより、このご馳走を恵まれました。
  (全員で) 深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。

  食後のことば
  (代表が) 尊いお恵みにより、おいしくいただきました。
  (全員で) おかげで、ご馳走さまでした。

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