お経
浄土真宗で大切にしている言葉に「聞法(もんぼう)」ということがあります。
仏法を聞くということです。 仏法とは、具体的にいうとお経のことです。
数多くのお経 の中で、浄土真宗のみ教えの中心となるお経は、浄土三部経
という3つのお経です。
2500年前にインドでお釈迦さまが、苦しみ・悩み・悲しむ人 のために、生きる
ことの意味やいのちのあり方を説かれた おことばが、文字となったものがお経
です。だから、 ことばや文字では表現できない部分が、お経の中にはたくさん
含まれています。
そのような部分を含め、私がお経のお心を聞いていくことを、 「聞法」といいます。
一般的にお経は、仏のため先祖のために拝読されている ように受け取られてい
ますが、そうではないのです。お経の 中に説かれてある願いやお心をよりどころに、
精一杯の生を生き きる私のためのものです。
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