酸模(スイバ)


野外に出ると、道ばたに多くスイバが見られる。
学名は「古代の槍」で、その葉がやじりの形を
しているところからつけられた。

和名スイバは、文字通り「酸っぱい味の葉」と
いうわけである。葉や茎にはいろいろな種類の
酸が含まれていて、欧米では食用にしている。

子どもの頃に、遊び疲れたときよく茎を吸って
元気回復していたことを思い出す。

あまり知られていないが、スイバは雌雄異株、
男女別々というわけである。進化した植物は、
おしべとめしべを同居させた。

人間の世界では、男性と女性の関係は
相変わらずぎくしゃくしているようである。

如来(仏)の世界は性別を超えている。人間も
男女の性を超えた存在になりうるだろうか・・・。


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