桜(サクラ)

桜の花が咲くと、人々の間で「桜は咲きはじ
めの3分咲きが美しい」いや「桜は満開のときだよ」
まてまて「桜は散りはじめがいいのだ」などが聞こえてくる。
木(きへん)に嬰(えい)と以前は書いていたので、
「嬰」つまり乳飲み子だから「桜はつぼみが堅い頃が
一番」ではないかなどと、わたくしは思ってしまう。

このように、私たちは桜の花に注目してしまうけれど、
花が散ったあとの若葉の緑や、雪をかぶったピンク色の
幹も、それはそれは美しい。

私たちのものの見方は派手なものにばかり向いて、
本当に大人げない。

そうか、大人げない→まだまだ赤ちゃん程度のわたくし
でした。そのことを教えるために桜(櫻)は木(きへん)に、
嬰(えい)と書いたのか!!


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