稲(イネ)
秋になると、イネは穂をたくさんつけて頭を垂れてくる。
イネ科の植物は世界に5000種もあり、その穂(コメ)は、
人間の重要な食料とされてきた。数の多い植物を食料
にしてきたのは、人間の知恵であっただろう。
しかし、人間はその知恵にうぬぼれ傲慢になった。
いただいた自分のいのちのことも忘れ、ただひたすら
我欲を満足するために自然(他のいのち)を破壊してきた。
「実るほど 頭(こうべ)をたれる 稲穂かな」
私たちは、イネから本当の智慧を、何度も聞かせて
もらわなければならない。
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